小学生の頃、修学旅行のデザートにハーゲンダッツのラムレーズンが出てきました。
クラスメイトの多くがマズイクサイと残す中私は、生まれて初めて味わうアルコール風味のお菓子に衝撃を受けていました。
同時に、当時偏食が酷かった私は、生まれて初めて、他の子が食べられない物を美味しく頂いている、という状況に喜びを感じました。
ラムレーズンは私にとって、人生初の衝撃と喜びを想起させてくれる特別なフレイバーです。

月並みかもしれませんが、晴れた日に干したふかふかのお布団やシーツの「お日さまのにおい」。（感覚的には “香り” というより “におい” の方が近いです）
なんとも言えず幸せな気分に包まれる大好きな香り（におい）です。
こどもの頃、干したばかりのふかふかのお布団に飛び込み、肺いっぱいにあの香りを吸い込むと、なんとも言えない安心感に包まれたことを覚えています。
懐かしさと家族の温もりを思い出します。

夕立がアスファルトに当たり始めるときに立ち上る埃っぽい匂いが、子供の頃を思い出す懐かしい匂いです。
友達と遊んでいた楽しかった気持ちを思い出します。

キッチンのハイターで漂白をしている時は、
小学校のプール前に入る塩素消毒を思い出す。

最近あまり感じなくなりましたが、雨の匂いってありましたよね。
湿った雨っぽい匂いが広がってくると「あ、雨がくるな。」と感じます。
そう感じた後に雨が降ってきませんか。

雨は面倒ですが、私はこの匂いが好きです。

わ！！これから、雨が降るって、なんとなく、感じていた小学生だった私。その正体がわかって、名前までついていたなんて。雨の香りを感じると、小学生だった私を思い出します。

自分が小さい子供の頃は、自宅の敷地でちょっとしたゴミや枯れ草なんかを集めて、ドラム缶に放り込んで野焼きをするのが普通でしたが、今では法律で禁止されたこともありすっかり見かけなくなりました

農家の近くを通りかかった時にたまーに野焼きしている(許可されている範囲の野焼き)のを見かけると、昔はどこの家も当たり前にやってたんだよなぁと、少し懐かしい気持ちになります

昔から本の匂いを嗅ぐのがたまらなく好きです。何だかよくわからないのですが、落ち着きます。

乳臭い匂いのする赤ちゃん連れの若いママ、我が家の息子たちが生まれた時を思い出す。触ると壊れそうな、抱っこすると私の胸に顔を押し付けて、指しゃぶりする我が子を顎の下に見て、親になった責任感、ワクワク感を想起します、必ず。

特に出張や旅行で海外に行くと、その国/土地の匂いがあって「oooに着いた〜」ってなる。
これ、結構好き。