アイデア依頼主大曲さん柳川市 株式会社マルホ |
アイデア提供者絶対働きたくないマンウルトラメディアクリエイター |
驚きの口溶け海苔を全国の食卓に
有明海といえば全国でも有数の海苔の産地。そんな有明海に面した福岡県柳川市で海苔の加工販売業を営む株式会社マルホが扱う「有明海産一番摘み海苔」は、舌の上に乗せた途端に溶けてしまうほど口溶けがよい商品です。おいしさには自信があるという担当の大曲さんですが、なかなかその魅力を全国のお客さんに伝えることができず、頭を悩ませていたそうです。そこで今回、Blabo!で生活者のアイデアを募集し、この海苔を生かした新商品を開発することに。
「何にでも使える」は逆効果?
「口の中で溶ける有明海の海苔を活用したお土産。どんな商品だったら思わず手に取ってみたくなる?」というお題を投げかけたところ、実に400個を超えるアイデアが集まりました。その中に、「『海苔はなんにでも使えます、どんな料理にも合います』と言われてもピンとこない」という意見がありました。たしかに、海苔はさまざまな料理に使えますが、裏を返せば特定の料理をつくるためにわざわざ買う機会が少ないもの。「海苔を使ったこの料理が食べたい!」と具体的にイメージしてもらえるような商品にしなければ、手にとってもらうことは難しいかもしれません。こうした発見から、絶対働きたくないマンさんの「専用海苔」、あみだぱぷさんの「サンドイッチ専用で」というアイデアをもとに、株式会社マルホではさまざまなメニューに特化した専用海苔の商品づくりに動き出しました。
メニューに合わせて、海苔の加工や形状にとことんこだわった逸品たち
さまざまな試行錯誤を重ね、開発したのはおにぎり海苔、サラダ海苔、サンドウィッチ海苔、スープ海苔の4種類。おにぎり海苔は、海苔が主役になるよう大きさにこだわりました。一番摘みの口どけだから、海苔の重なりが出ても口触り柔らかです。またサンドウィッチ海苔には、海苔に孔加工を施すことでほどよい噛み心地を、サラダ海苔は味付けにより、食欲をそそる香ばしさをプラスしました。スープ海苔は、バラ海苔を使って磯の香りがとろけ出すように工夫しています。海苔の魅力を知り尽くすマルホならではの、海苔に対する愛情とこだわりが詰まった自信作です。海苔の加工だけでなく、パッケージにもこだわりました!親しみを感じてもらえる商品にしたくて、若い世代のスタッフに意見を聞きながら作りました。今回は思い切ってクラフト紙仕立てのパッケージに挑戦。海苔の柔らかさや美味しさをパッケージからも感じてもらえるとうれしいですね。
みんなの声から生まれた、マルホの○○海苔。現在、マルホのECサイトで販売中です。とろける磯の旨味と香りをぜひご賞味ください!