先人の知識はエコなアイデアの宝庫!〜みんなができる省エネアイデア〜

経済産業省・資源エネルギー庁
2017.03.30

テクノロジーの発達により私たちの生活はとても便利になりましたよね。家も、オフィスも、電車の中も、エアコンやクーラー、照明が完備されていて、ボタンひとつで快適な空間が手に入ります。でもその反面、長い間上手に自然と共存してきた、先人たちの知恵が忘れられてきているような気もします。そこで今回は、先人の賢い知恵を活用したエコアイデアをご紹介します。

打ち水とは、日差しで暑くなった池面に水をかけること。たったこれだけのことで、およそ2度ほど気温が下がると言われているんですよ。打ち水にオススメの時間は、日が昇る前の朝方か、日が沈んだ夕方です。お風呂の残り湯や貯めた雨水も使えますので、節水にもなりますよね。ベランダでも実践できるので、ぜひ試してみてください。

昔ながらのはんてんは実は究極の防寒着。表地と裏地の間に入っている綿が空気の層を作り、上手に温度調節をしてくれます。ささっと羽織れたり、袖口が広がっていたりと、着やすさ、心地よさも抜群です。少しペタンコになってきたら、日干しをしてみてください。お日様の匂いがするふわふわのはんてんになりますよ。

こたつはこまめに消すことがあまりないので、長い時間電気を消耗してしまいますよね。さらに、体が温まりすぎて頭がボーっとするなんてことも。そこで、湯たんぽをこたつの中に入れてしまうのはどうでしょうか。電気とは違い、肌や空気が乾燥することもなく、ゆっくりじんわりと体を温めてくれるはず。

夏は暑さを楽しみ、冬は寒さを楽しむ。当たり前のようなことですが、エアコンがきいた室内での生活を送っていると、四季を感じる機会があまりありません。夏は薄着で、汗をかくような食べ物を食べ、冬は厚着で、温かい鍋料理を楽しむ。旬のものを食べて、季節にあった生活をすれば、風邪も引きにくいそうですよ。

先人のエコアイデアを実践することは、自然と上手に共存していくことにつながりそうですね。

資源エネルギー庁と始めた「みんなのエネルギープロジェクト」は、ついついやってみたくなる省エネアイデアを日本中から集め、「みんなができるアイデア」として、誰もが活用できるようにしていく取り組みです。 一緒に省エネの輪を広げていきましょうね!