人を巻き込むプロ・藤澤陽さんのアイデアをカタチにする秘訣って?(中編)

みんなの企画談義
2017.09.28

前回に引き続き、秋葉原の「打ち水っ子大集合」イベントや、群馬の前橋で「前橋OO部」を始めた、面白アイデアマン、藤澤陽さんにお話を聞きました。思いつくのはいいけど、結局消えていくのがアイデアというもの。なぜ藤澤さんはアイデアをカタチにし続けられるか質問をぶつけてみました。

プロフィール: 藤澤陽。「前橋OO部」の発起人。秋葉原の「うち水っ娘大集合!」イベントや、群馬の前橋で「前橋OO部」など、楽しいを軸にしたイベントを開催する他、「ハイタッチガールズ」といったアイドルのプロデュースも手がける。マルチな才能を発揮するプロフェッショナル。

アイデアをカタチにする原動力って?

坂田: 「前橋OO部」でも思いついたらすぐに名刺を作って、周りに配っていましたよね。いつもものすごい行動力を発揮していますが、アイデアを実現する時に意識ていることってどんなことですか?

藤澤: アイデアを実現するために必ずやっているのが、ロゴを作ってしまうことです。ロゴができるとオフィシャル感が出るじゃないですか。周りもロゴを見て「もうロゴまでできているんだ、じゃあやってみようか」という気持ちになりますし。

坂田: 藤澤さんの企画のロゴはシンプルで、みんながわかるようなアイコンが多いですね。道しるべのような存在。だからみんな参加したくなるんですかね。

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藤澤: ロゴとキャッチフレーズで乗り切ってきた部分はありますね。「前橋OO部」でも、すぐにロゴを作って、名刺を作りました。いろんな人たちを巻き込めるようにするには、人ベースの組織を作るより、システムやツールに昇華していかなきゃなと思ったんです。

坂田: 自分中心の組織だと、自分がいないとなかなかことが進まなかったりしますからね。でもシステムにしていけば、自分がいなくても、それぞれがシステムを使いこなしてくれますね。

藤澤: ですよね。あとは「みんなが参加できる雰囲気」を大切にしています。「好きなことやっていいよ」「やめてもいいよ」と、できるだけゆる〜い雰囲気を作り、参加のハードルを下げています。誰かのためや義理でやっているのではなく、自分が楽しいから、やりたいから活動するというスタンスが大切だと感じていますね。

坂田: Blabo!でも、参加のしやすさは大きな課題です。きっちりとレールが敷かれているところで遊ぶより、余白がある方が遊びやすいですからね。でも「好きなことやっていいよ」「やめてもいいよ」となると、自分が意図しない方向に行くこともあると思いますが、その辺はどうなんでしょうか??

藤澤: 僕の企画のほとんどが、事業をしていく、ビジネスにつなげることではなく、ハプニングを起こすことなんです。自分の企画で、世の中が動く様子を見るのが好きなので、計画通りにいって快感を得ることはあまりないですね。ハプニングが僕にとっての面白さなんです。

助走なし、計画なしで、飛び込みジャンプ

藤澤: 僕はあまり、準備をしたり、計画を立てたりしないんです。モヤモヤしていろいろ考えてしまうと、行動に移せなくなってしまうから。思いついたら、あまり考えずにツイッターで投稿したりして。

そのいい例が「ハイタッチガールズ」です。「アイドル作りたいんだけと一緒にやりたい人いませんか?」とツイッターに書いたところ、「私センターやります」と1分で返信がきました。

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坂田: 1分ですか。すごいですね。じゃあ、「ハイタッチガールズ」はその一言で始まったんですか?

藤澤: はい。後で聞いたら、その子は冗談だと思ってたらしいんですが(笑)。結局、言い出しっぺの娘がセンターになり活動が始まりました。

参加のデザイン

坂田: 藤澤さんは、人を巻き込むのが上手いですよね。ものすごくオープンで、懐にさっと入ってくるような人柄も手伝っていると思いますが、参加者一人ひとりが当事者になれるような仕掛けってありますか?

藤澤: 「共犯者」を増やすことは大切にしています。これは人との付き合い方のベースになっていますね。

それに、いろんなことを人に任せています。「ハイタッチガールズ」の活動を始めた時も、僕には楽曲を作る才能なんて全くないわけですよ。そこで、またもや「曲作れる人いますか?」と聞いてみたんです。すると「俺作れますよ」という人が現れた。僕は曲作りもレコーディングもノータッチです。人に任せていると、いいことや面白いことがたくさんあります。

坂田: 楽しみながらプロデュースしている感じが伝わってきます。

藤澤: 「好きなことやっていいよ」というスタンスで活動していたので、僕のためにやっているんじゃなく、やりたいし、楽しいから活動していた雰囲気があり、“自分ゴト意識”は強かったと思います。

(後編に続く)

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今回、インタビューにお答えいただいた藤沢陽さんは、現在Blabo!でアイデア会議を開催中!ぜひ、お気軽に参加してみてください。