人を巻き込むプロ・藤澤陽さんが企画を立てるのに大切にしている3Jって何?(後編)

みんなの企画談義
2017.09.28

前回に引き続き、秋葉原の「打ち水っ子大集合」イベントや、群馬の前橋で「前橋OO部」を始めた、藤澤陽さんにお話を伺いました。今回は、なんでそんなにアイデアを出し続けたいのか、その動機に迫りました。

プロフィール: 藤澤陽。「前橋OO部」の発起人。秋葉原の「うち水っ娘大集合!」イベントや、群馬の前橋で「前橋OO部」など、楽しいを軸にしたイベントを開催する他、「ハイタッチガールズ」といったアイドルのプロデュースも手がける。マルチな才能を発揮するプロフェッショナル。

失うことと、つくること。

坂田: 「前橋OO部」の部長というタイトルは他の方に引き継いでもらい、現在はまた東京に戻ってきたんですよね。

藤澤: そうなんです。住む場所も仕事も一新し、今まっさらな状態ですね。前橋に戻った時と全く同じです。正直、2011年に前橋に戻った時はものすごい喪失感がありました。震災直後だったし、仕事を辞めて転職して、東京にあったコミュニティーを置いて前橋に帰ってしまったので。

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僕にとってはものすごい生活の変化でした。でもそのおかげで、悶々とした気持ちが湧いてきて、それが「何かをやりたい」っていう起爆剤になった。あの経験が「前橋OO部」に結びついていると思います。今回は前橋から東京に戻ってきたので、真逆のパターンですね。今、ものすごく喪失感を感じています(笑)

坂田: 意図的にかはわかりませんが(笑)何かを失って、それから得た経験からものを生み出しているような気がしました。生活を一新するのは意図してやっていることなんですか?

藤澤: 意図しているわけではないのですが、「何か違うな」「僕はここは無理だな」と思うとすぐ行動に移していますね。この意識は僕がやっているプロジェクトにも反映されています。

やめたっていい。

藤澤: 「前橋OO部」が他と違ったのは「好き勝手やっていいよ」にプラスして「いつでも辞めていいよ」という暗黙の了解みたいなものがあったから。別にお金もらってやっていることではないので、つまらなくなったら辞めてもいいんじゃないかって。やっぱり、無理やりやらされてたり、イヤイヤやるなんて本末転倒じゃないですか。

坂田: たしかに、遊びはそれくらいがいいですよね。みんな頭でっかちに考えすぎて、なかなか始められないことが多いですから。飽きたら辞めてくださいっていうくらいがちょうどいいです。

ヒットの秘訣は「3J」

藤澤: 実は僕の中には、3Jというある持論があるんです。企画を立てるのも、イベントを開催する時も大切にしている内容です。

一つは情熱のJ。これはきっとだいたい誰もが持っていると思います。使命感とか、大義名分とか。ものすごい好きなこともそうですが。二つ目が、冗談のJです。ここで結構の人が落ちていく。最後は女子のJ。これは企画に女子を巻き込んでいくこともそうだし、ビジュアル的にも重要だと思っています。

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「打ち水っ子」も「ハイタッチガールズ」も基準はこの3Jです。 「ハイタッチガールズ」に関して言うと、実はこの活動はフルマラソンの応援隊として始まったんです。ゴールのギリギリ40キロ地点でハイタッチをする「ハイタッチ隊」を作りたいっていうのが最初だったのですが、メンバーがおじさんたちばかりで、ちょっと嫌だなと… そこで、僕が

「すみません、女子がいいんですけど…」って言ってみたんです(笑)

するときてくれた女の子がみんな可愛くて「じゃあ、君たちハイタッチガールズね」ということで名前が決まりました。いいネーミングだったので、僕がアイドルとして活動を始めたんですよ。

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坂田: ユーモアは大切ですよね。僕たちもBlaboでプロジェクトを考える時はちょっとしたひねりやユーモアを入れています。

例えば鳥取とやったプロジェクトがありますが、そのまま「鳥取オープンイノベーションプロジェクト」だと、お堅い感じでつまらなそうじゃないですか。だから「鳥取と一緒に作る」といった意味を込めて「とっとり“と”」プロジェクトにしてみたりとか。ちなみに、プロジェクトに参加した人はみんな「とっとりと民」と呼んでいます(笑)。他にも、ガリバーのプロジェクトで房総半島にお店を作ったのですが、半島で遊びをハントしようという言葉遊びから、店名を「HUNT」にしてしまったり。

藤澤: 語呂合わせやユーモアって大事ですよね。「とっとり“と”」や「HUNT」は響きもいい。記憶にも残りやすいですね。

坂田: 今回はいろいろお伺いできて楽しかったです。Blabo!の参加のデザイン、一緒に企画してくださいよ。

藤澤: ぜんぜんやりますよ、3JをBlabo!に入れていきましょう。

藤沢さんが開催中のお題はこちら

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今回、インタビューにお答えいただいた藤沢陽さんは、現在Blabo!でアイデア会議を開催中!ぜひ、お気軽に参加してみてください。