胡麻油の可能性を広げたい
神奈川県にある岩井の胡麻油株式会社。1857年の創業以来、化学的製法や添加物を一切使わず、昔ながらの製法にこだわり、香り豊かなごま油を作ってきました。しかし最近は、家で揚げ物をしない家庭が多くなり、調理で胡麻油が使われなくなってきているという課題を抱えていたのです。
調理で胡麻油を使ってもらうのが難しいのであれば、別の方法や別の商品で胡麻油の美味しさを知ってもらえるのではないかと、新たな可能性にチャレンジしたのが、岩井の胡麻油株式会社の岩井理恵子さんでした。
手軽に食べたくなる胡麻油商品
「ごま油をもっと身近に!あなたが思わず食べたくなる、ごま油を使った商品ってどんなもの?」というお題をBlabo!に投げかけたところ、日本全国からたくさんのアイデアが集まりました。中でも多かったのが「おかゆに入れたい」「ご飯にかけたい」というトッピングとしてのアイデアでした。
実現候補として選ばれたのがこちらのアイデアです。
どのアイデアもとても素晴らしく、「あったら良いな」と思うものばかりでしたが、特に「おかゆにいれられるもの」「忙しい朝に食べられるもの」「子どももたべられるもの」という声がとても参考になりました。お土産としていろんな方にお持ち帰りいただけるよう、「軽くて持ち運べるもの」である事を念頭に商品作りに取り組みました。
検討を重ねた結果、胡麻油を使ったあられ商品を作ることが決定しました。小粒のあられなら、スープやサラダのトッピングとしても、おやつやおつまみとしても美味しくいただけます。いろんなシーンで楽しめる商品なので、ご家庭用にも、お友達へのお土産としてもぴったりです。
ごま油の香りをしっかり出し、一口目で「美味しい」と思ってもらえる味付けにこだわりました。香ばしい風味がちゃんととわかるよう、岩井の胡麻油をしっかりとまぶし、濃口醤油で味付けをしています。
パッケージには大正時代から変わらないレトロな缶が使われています。最近は「岩井の胡麻油の缶だけでも欲しい」なんていうお問い合わせも増えているようで、鮮やかな赤と緑色の缶は和風でありながらハイカラな感じ。海外のお客様にも喜ばれそうなデザインですね。
『横浜ぶぶあられ』は6月末から「かながわ屋」で販売開始予定です。ぜひ横浜にきた際はお手に取ってみてください。