みんなでつくる「食べ歩きマップ」。気軽なコミュニケーションが生まれるシェアの仕組み。

三井不動産レジデンシャル
2014.02.14

街のプロデューサー
アイデア依頼主

街のプロデューサー

Cross
Maonis
アイデア提供者

Maonis

お互いがうれしくなる関係をつくりたい

「食べ歩きマップ」と聞くと、雑誌などの食べもの特集を思い浮かべる方も多いかもしれません。もしもそれが1人で見るためのものではなく、誰かと会話が生まれるようなコミュニケーションツールになるとしたら楽しくなりそうですね。

今回は、暮らしをつくる上で大切な「住まい」のお話です。街のプロデューサーさんは、マンションにおける心地良いコミュニケーションを考えたとき、どんな仕組みが考えられるか模索していました。せっかく同じ場所に住んでいるのだから、お互いが交流してうれしくなる関係を作りたい。そんな思いから、Blabo!でアイデアを募集しました。

街のプロデューサー
ディベロッパーの役割は、ただ建物を作るだけではなく、そこに生まれるコミュニケーションもデザインしたいと考えています。同じ建物に数十世帯が暮らしているのに、挨拶程度でほとんど交流がないのって少し寂しいですよね。

みんなでつくる、食べ歩きマップの魅力

マンション内のコミュニケーションは非常に繊細です。ポジティブなコミュニケーションだけが正解ではないこともあります。かといって何もしないでいても、住人が暮らしているマンションに合ったコミュニケーション手段が生まれず、現状維持しかできないことも。そこで注目したのが“おいしいもの”を介した接点の設計でした。

マンションにおける心地良いコミュニケーションを考え、交流が自然と生まれるようなアイデアを集めたところ300個を超えるアイデアが集まりました。今回、実現した企画を紹介したいと思います。

Maonisさんのアイデアのポイントは「やさしい接点」を作ることでした。

街のプロデューサー
エントランスに「食べ歩きマップ」を設置し、みんなが書き込めるようにしました。記入は自由。無記名でもいいし、イニシャルでも本名でもいい。小さな関わり合いを作ることで、住人の間に少しずつ糸を紡いでいく。無理のない接点を作ることが、住人同士が心地よく過ごせるポイントです。

Mfr-gourmet-map

このマップは、「おいしいもの」以外にもお医者さんの情報や子供が遊べる場所など、地図を介した情報の交差点になるように設計されています。今までの「同じマンションの住人」という共通点から、暮らしている街の情報を伝え合う心地よい関係性がうまれました。

実現したアイデアは、気軽なコミュニケーションが生まれるエントランスをつくることにもつながりました。1人で考えるのではなく、みんなで取り組むことで新しいヒントに出会うことも。みなさんもアイデアをシェアすることから、はじめてみませんか?