「一段って実はハガキ2枚分の高さでした。」… 思いがけない発見を生む階段!

三井不動産レジデンシャル
2014.02.14

三井不動産レジデンシャル
アイデア依頼主

三井不動産レジデンシャル

Cross
wakako
アイデア提供者

wakako

エンジニア

マンションに眠るスペースを有効活用したい

エントランスや廊下、エレベーターホールに階段。マンションの中にはたくさんのスペースがあります。住人のため、ひとつひとつデザインされた空間。しかし、居住空間と違い、そのすべてが日常で意識されているわけではありません。これではもったいない!「生活者の声を聞いて、よりよいライフスタイルを提案したい」と願う三井不動産レジデンシャルは、このスペースを有効活用する方法を模索していました。

何気ない移動を意味のある「運動」に

いつもなんとなく通り過ぎているスペースを、より価値のある、楽しい場所に変える。その方法のひとつとして提案されたのが、「移動ではなく、運動をする場所として捉え直す」という視点でした。そのヒントになったのが、wakakoさんの「階段にメモリと同じ高さのシンボルが書いてあると、 身体で大きさが分かりそう」というアイデア。

建物だけではなく、たとえば階段一段分の高さを、日常にあるもので例えていくことで、それを利用する人の視点を変えることができます。階段が20cmだとしたら、チョコレートにマンガ雑誌、ペットボトルにハガキ 2 枚分などが、その階段の側面に収まります。このアイデアをふくらませて実現したのが、こちらの階段です。

Mfr-communication-stairs-photo1

マンションの階段は、普段なかなか足を踏み入れない場所。でも、見方を変えれば、身近な運動場にもなるはず。次から次へと昇りたくなる仕組みを作れたら、もっと階段を使いたいと思えるかもしれません。住んでいる人が20cmという高さを直感でつかめるような遊び心を階段に吹き込んでみました。