竹からできたプラスチックを使って新商品を

鳥取県に本社をおくケイケイは、日々さまざまなプラスチック製品を製造しています。そんなケイケイで新しく開発されたのが、竹と天然の凝固剤で作られたプラスチック。土に埋めると水と微生物によって6週間で分解され、自然に還るというとってもエコな素材です。

今回、Blabo!で募集したのはその「土に還る」というユニークな特性を活かした、竹のプラスチックの商品案。さまざまな背景を持った人が集まるBlabo!でアイデアを募集することで、これまで想像もしなかった、まったく新しいビジネスチャンスが切り開けるのではとの期待がありました。

人にも環境にもやさしい、土に還るゴルフティー

さっそく募集を開始したところ、土に還る、という性質にぴったりのアイデアが次々と寄せられました。たとえば、生活の中や医療現場で大量消費されるプラスチックの代替素材や、野外フェスなどアウトドアで使われる食器や道具の素材。園芸用品として使えるのではとの提案もありました。

こうして集まった241個のアイデアのうち、ケイケイがこれは実現したい！と考えたのが、ゴルフで使われるティーでした。

ゴルフティーといえばプラスチックが主流ですが、石油でできたティーは土に還らないので環境破壊につながります。ゴルファーも、ゴルフという自然の中で楽しむスポーツを通じて、環境破壊に加担することは避けたいはず。また、ゴルフ場にとっても、芝刈りをする際にティーが飛んでくるという危険もありました。これらの課題を一挙に解決できるのが、この「土に還るゴルフティー」だったのです。ゴルファーにも、ゴルフ場にも、そして環境にもやさしいこのアイデアが目に留まり、さっそく商品化を検討することになりました。

現在ケイケイでは、試作品の開発、パッケージの制作を進めています。この画期的な商品をゴルファーの皆さんのお手元に届けられるようになるまでもう少し。今後の続報をお待ちください！

実現に向けてプロトタイプ作ってます。