乾物って、実はあんまり使わないかも…
乾物はその名の通り、野菜を日干し乾燥させたもの。生野菜と違って日持ちがし、太陽の光をたっぷり浴びて、旨味や風味はもちろん、栄養価が凝縮されている昔ながらの保存食です。
けれど、お店で乾物商品を見ても、「戻すのが面倒だな…」「家にあるけど出番が少ないかも」と、感じている人も多いのではないでしょうか。いいところはいっぱいあるのに、その良さはなかなか伝わっていないのかもしれません。
そこで立ち上がったのが、高知県で卸問屋を営む旭食品の竹内さんです。地域のうまいもんを発掘してきた竹内さんは、この地味な乾物を、より手に取りやすい、使いやすい商品としてリニューアルしたいと思っていたのです。
思わず手に取ってみたくなる乾物って?
Blabo!で開催したのが、「野菜の乾物をリデザインしよう!あなたも思わず手にとって使ってみたくなるような商品って?」という企画会議です。100人近くのユーザーさんがたくさんのアイデアを出してくれました。
中でも多いに盛り上がったのが、ラーメン用、お弁当用、シリアル用といった使い道がはっきりわかる商品や、パスタに入れるだけ、お味噌汁に入れるだけといった、手間なし乾物商品でした。
数あるアイデアから実現候補に選ばれたのがこちらです。

乾物をより身近に、便利に!
そこで竹内さんは、開けたらすぐに使えるような、身近で便利な乾物シリーズを作ることを決意。ブランド名は「野菜の引き出し」です。野菜の旨味や栄養を「引き出す」と同時に、「引き出し」を開けるように、開ければささっと使える商品です。
現在のラインナップは、「切り干し大根」「野菜ミックス」「乾燥えのき茸」の3商品です。ユーザーからいただいたアイデアの中には、使い切れずに困っているという声も多くあったため、パッケージは一般の乾物商品よりもちょっと小さい小袋サイズに。もちろん、どんな料理にオススメなのかもちゃんと明記しています。
お味噌汁やスープに入れたり、サラダに加えたり、炊き込み御飯の具としても使える、便利な乾物商品、ぜひお手に取ってみてください。