クーリエ・ジャポン編集長 : 冨倉 由樹央

クーリエ・ジャポンは世界中で発行されているメディアの中から重要な記事を厳選し、日本の皆さまにお届けするキュレーションマガジンです。

日本で発行されている多くの新聞・雑誌は、海外に特派員を派遣し現地取材を通じて記事を作成しています。しかしこのようなプロセスを経て作られる記事は、日本人目線というフィルターがかかったものが多いのも事実です。私たちが他のメディアと違うところは、現地の記者が書いた質の高い記事を日本の読者に届けているということ。

フランスの国際ニュース週刊誌『クーリエ・アンテルナショナル』と提携し、ニューヨーク・タイムズ、フィナンシャル・タイムズ、エコノミストといった1500以上にも及ぶ世界各国のメディアへのアクセスを可能にし、「世界のさまざまな話題を、各国の現地メディアはどう報じているのか」、そして「世界は日本をどう見ているのか」というグローバルな視点で記事をセレクトしています。

2005年の創刊以来、国際政治や経済からカルチャーやエンターテイメントまで多様性を重視した記事を掲載し、じっくりと確実に読者を獲得してきました。しかしあらゆる情報がネットでアクセスできる今、私たちはクーリエ・ジャポンというメディアをさらにブラッシュアップしなければならないと感じています。

読者に選ばれるメディアになるにはどうすればいいのか？この問いの答えはクーリエ・ジャポンと読者の皆さんとの関係に隠されているような気がします。これからはもっと読者に寄り添い、読者が必要としている情報をお届けしたい。編集部提案型ではなく、読者共創型のマガジン。それがクーリエ・ジャポンの未来像だと思うのです。

「クーリエ・ジャポン みんなの企画会議室」は世界中のどこからでもアクセスできるクーリエ・ジャポンの共創コミュニティです。 共同で企画し、読者と編集部の距離を縮め、よりよいクーリエ・ジャポンを作っていければと考えています。ここでは皆さん一人ひとりが編集長です。これから未来を担うグローバルパーソンのために、 価値ある情報をキュレーションする作業は刺激的でおもしろいと断言できます。ぜひ一緒にクーリエ・ジャポンを作っていきましょう。