仕事を離れていた専業主婦が復帰しやすくなる5つの生活者発想!

Blabo!編集部
2016.03.25

女性が活躍できる日本へ!

Blabo!は、興味のあるクエスチョンにアイデアを考えて参加できる、Q&Aならぬ「Q&Iコミュニティ」。「みんなでつくる未来プロジェクト」では、すまいや食卓、育児や仕事など、みんなの身近なテーマについてアイデアを募集しています。そんな中、主婦のすもさんが提案したのは、「主婦の再就職」というお題。折しも、保育所問題がニュースとしても報じられる中、多くのユーザーからの注目を集めました。

安倍政権が一億総活躍社会を掲げ、近年、女性が働くことを応援する取組は広がりを見せています。その背景には、これまで女性の能力を生かし切れてこなかった日本の課題が。厚生労働省の調査によれば、第1子出産後を機に離職する女性は約6割。Blabo!のユーザーからも、いちど仕事を辞めたあと、なかなか再就職できない、あるいは復帰しても働きづらいという声が上がっています。

そこで、今回はBlabo!で「仕事を離れていた専業主婦のあなたも再就職!?どんな会社の制度や仕組みがあれば働きやすくなる?」という問いを投げかけ、女性が復職しやすい制度や環境についてアイデアを募集しました。

「ひとりじゃない」と思えることが大事

集まった100近くのアイデアから見えてきたのは、一度仕事を辞めた女性が社会と接点を持つことの難しさでした。退職し、家庭に入ることで、復帰に欠かせない情報や人脈からも距離を置くことになります。そんなモヤモヤを解決するアイデアとして生まれたのが、静岡大好きさんの「おかえりなサイト〜再就職主婦コミュニティ〜」でした。

同じ気持ちや状況の人が集まって情報交換や相談ができる場があるだけで、再就職したい女性にとっては心強いのかもしれません。こうした声に応えるサービスのひとつとして、株式会社リクルートホールディングスは、妊娠/出産から職場復帰まで応援するアプリ『カムバ!』をリリース。家庭と仕事を両立したい女性に必要な情報や夫婦で使えるチェックリストなどを提供しています。実際のワーキングマザーのインタビュー等を紹介し、再就職したい女性が目指すべきロールモデルを見つけられるのも貴重な体験になりそうです。


リクルートが働くママとそのパートナーをワンストップで応援 「妊娠/出産から職場復帰まで応援するアプリ『カムバ!』」リリース(2016/02/02) http://www.recruit.jp/news_data/release/2016/0202_16470.html


昔の職場なら安心して戻れる

また、主婦が同じ職場にスムーズに戻れるように企業側ができる取り組みとして紹介したいのが、SnowFairyさんの「おかえりなさい制度」というアイデア。

復帰したいと思ったときに以前働いていた職場で優先的に採用してもらえるのであれば、これまでのキャリアも活かすことができ、安心して働けそうですね。今後、より多くの企業が再雇用制度を設けるなど積極的に門戸を広げれば、活躍できる女性の数も増えそうです。

ブランクを埋めるため、社会全体でのサポートも

全く新しい分野や職種で復職したい人に対しては、社会全体での環境整備・復帰支援も必要かもしれません。珍竹林さんからは「企業と大学が連携・超短期大学や講座」、サンデルさんからは「主婦インターン」というアイデアが寄せられています。

主婦インターンといえば、経済産業省等が実施する「中小企業新戦力発掘プロジェクト」が、職場復帰のきっかけとなる主婦のインターンシッププロジェクトを行っていることはご存じでしょうか。


経済産業省・中小企業庁・全国中小企業団体中央会実施事業「中小企業新戦力発掘プロジェクト」 https://human-touch.jp/careersupport/about/


ブランクがある人、スキルに不安がある人をサポートし、企業の紹介までを支援してくれます。こうした政府の取り組みは、実施はしていてもなかなか周知されない、支援が必要な人に届いていないという課題が、ユーザーの声からも浮かび上がってきます。

長く続けるためには周囲の理解も不可欠

さて、せっかく復職できたとしても、その環境で長く仕事を続けられなければ意味がないですよね。そのためには、会社の風土、一緒に働く上司や同僚など、周囲の理解も欠かせません。ちゃん吉さんのアイデア「ワーキングママ研修制度」は、復職する側だけではなく、受け入れる側の社員も研修を受けて、ワーキングマザーの気持ちを理解してみようというもの。

復職した人をきっかけとして、チーム全体の働き方を見直していけたら、お互いにとって働きやすい環境が作れそうですよね。GoogleのWomenWillプロジェクトでは「18時以降の会議禁止」「会社の歓送迎会は夜でなくランチ会に」など職場全体として導入できる取り組みのアイデアを紹介しています。


Women Will Japan
https://www.womenwill.com/japan/about


こうして集まったアイデアに対し、出題者のすもさんからも、「自分自身が専業主婦となったことで感じたモヤモヤが今回のお題でしたが、今までの常識にとらわれない様々な解決方法が考えられることがわかりました。今回集まったたくさんの面白いアイデアがカタチになっていったら、働き方の選択肢がまた一つ増えて楽しい世の中になりそうです。たくさんのアイデアをありがとうございました!」とのコメントをお寄せいただいています。

世の中にあるすべての企業がこうした取り組みを実践するようになるまでにはまだまだ時間がかかりそうですが、こうして当事者だけではなくみんなでアイデアを出し合うこと自体が、女性が活躍できる環境をつくる第一歩かもしれません。

今後も、よりよい未来をつくるために、「みんなでつくる未来プロジェクト」では皆さんからお題を募集していきます。あなたがみんなと話してみたいテーマはなんですか? ぜひ参加をお待ちしています。