一本の焼トウモロコシ
昭和の時代、田舎暮らしの小学生には空き地で遊ぶくらいしか楽しみがなく、時折訪れる屋台を心待ちにしていました。
その日、焼トウモロコシ屋さんが来たので、友人と向かったところ、手持ちでは一本しか買えないことに気づきました。友人と分けようと思い一本購入したところ、屋台のおじさんが「二人で食べるの?」と尋ねてきました。頷くと、黙って二本包んでくれました。
今でも、おじさんに会ってお礼を伝えたい気持ちです。
募集開始
2022.12.06 ~募集終了
~ 2023.01.07結果発表
~ 2023.02今回もたくさんの投稿をありがとうごいました。
とても感動的なエピソードが多く読んでいるこちらも思わず目頭が熱くなってしまいました。
そんな中今回の企画会議賞はまあちゃん2丁目さんの「鮮魚をさばいている奥から忙しいのに挨拶してくれます」を選ばせていただきました。
ここ数年はコロナ禍でマスク生活が続き相手の表情もよくわからないという状況でしたね。目元だけでは相手のちょっとした表情の変化が分からないためコミュニケーションがとりずらく、話しかけるのをあきらめてしまったり必要以上に話しかけないようにしたり…なんだか人間関係まで希薄になってしまったような気がします。そんなもどかしい日常のなかで改めて感じたのが「挨拶」の大切さです。
気分が晴れない日も店員さんが明るく「おはようございます!」と声をかけてくれたら、パッと明るい気持ちになり会話を交わすキッカケにもなりますね。どれを買おうか考える時間も楽しくなるでしょう。ちょっとしたことかもしれませんが笑顔の挨拶は人と人と繋いでくれる魔法のようなものだなと感じました。まあちゃん2丁目さんおめでとうございます!
見事、企画会議賞に選ばれた方にはAmazonギフト券1,500円分をプレゼントします!