企業に勤めているとうまくいかずに失敗するばっかりではなく、きっちり仕事をしたのによくわからない理由で覆ったり無になったり、はたまた完成間近で振り出しに戻ったりとにかく理不尽だと感じることがあるものです。せっかく通った企画も別の役員が出てきて否認、社長が出てきてプロジェクトの中止、これって結局子供の時にみたドラゴンボールといっしょなんですよね。倒しても倒してもどんどん強いボスが出てくる、傷つくし心が折れそうになるけどなんとか持てる力を振り絞って倒すと少し前に進める。ある時振り返って昔の敵と闘うと、こんなに弱かったのかと思って初めて自分の成長が実感できる。「理不尽」と思うのはその時の自分にとっては高い壁と感じているだけで、挑むことから克服の一歩は始まります。楽しむくらいの気持ちで挑んだ方が物事成功する気がします。軽い言葉だけど、人生の荒波を乗り越えるノウハウが詰まっている言葉だと思います。

親としての責任と、子どもの自由の両方を考えて言ってくれたんだな～と今だと思えます。

中学生くらいの頃では何になりたいかと聞かれても何もなありませんでしたからね。
自由を持て余した挙句の決められないまま無難に地元で進学と流れてしまいかねないところを、
将来を考えて選択できるようにしてもらった気がしています。

子どもの頃って意外と、親以外の人を喜ばせる経験って少ないのだと思います。私自身、それ以来、人に教えることが好きになり、中高の部活でも後輩に教える役だったり、会社でも育成に興味が強くなりました。

７歳までアメリカで暮らしていた自由人だった僕は、日本で結構矯正されかけたんですけど、小三の吉井先生のおかげで自由人のまま今まで成長できています！まじで、子供矯正しないほうがいいと思います...

人生の中で目の前に現れる課題に対して、自主的にその解決策を探っていくことは大切なことなのに、それを誰かが教えてくれたり導いてくれるものだと思っていると、その拠り所がなくなったときに支えられるものがない。

自ら考え、判断することの大切さをこれで学んだのだと思います。

おてんとさんに見られても大丈夫～陰でこそこそしないで生きるんだ！と自分はこうでありたいというのが見えてきました。

経験や指標が少ない子供にとって、自分が中心(指標)となることで、とたんに相手の気持ちが理解できたんだと思います。
"答えは相手の中にある"
"相手の気持ちになって考えよう"
どちらのヒントにもなるし、今もこれからも問われる問題の答えが、実は幼少期に教わっていたなんて。

「世の中つまらない」と言う人の言葉を聞いて、「つまらない」と言うのではなく、自分で自分の人生を楽しくするのが重要だなと、年をとって気がついた。　あと自分がさっさと動けば、意外と小さい問題はさっさと解決したりするので、さすが偉い人の言葉は違うなと思った。

段取りというか、どうしたら最終的に目指しているゴールにちゃんと着地するか、みたいなコーディネート感覚/調整力が体得できたのかな、と思います。仕事のスケジュールの引き方とか、出張の時のアポイントの入れ方とか、長期出張の場合荷物のパッキングの仕方とか(笑)。

今まで会社や周囲から「創意工夫やアイデアがある」と評価されはしましたが原点がわからなかった。今振り返ると、幼い頃から「ある物で我慢して工夫する」知恵をつけられたんだと感謝しています。
今も手作りや手芸、デザインを趣味にしていますが、子供時代の「最大限の道具しかない遊び環境」がなかったらこれだけ作り出す根気や器用さ、感性も育まれなかったと思います。